80歳で20本以上の歯を残すために④
連載④:定期健診・予防歯科について
当院では、日本歯科医師会の提唱する「8020(ハチマルニイマル)運動」に賛同し、「80歳で20本以上の歯を残すこと」をコンセプトとしています。
歳をとり入れ歯になったり、虫歯になるたび歯医者に通うのは時間の面でも、費用の面でも患者さまのご負担となります。
また、虫歯・歯周病・知覚過敏などになると痛みを我慢し、よく噛まずに飲み込むため胃や腸にも負担をかけ、体調を崩すケースもあります。
当院では、虫歯を未然に防ぎ、歯の健康を保てるよう「定期健診・予防歯科」に特に力を入れております。
定期健診により、細菌の塊である歯垢・歯石を溜めない増やさない、正しい食生活のアドバイス等、いわゆるプラークコントロールを行います。
定期健診の受診方法
当院での定期健診はお電話による “完全予約制” です。
お申込み電話番号:03-3338-8148
受付時間:月・火・水・金・土曜日 10:00~13:00 / 14:30~20:30(土曜日は18:00まで)
※木・日曜日・祝日は休診のため受付はできません。
定期健診の頻度
定期健診の頻度は生活習慣が大きく関係しますが、当院では少なくとも6ヵ月に一度のペースで受診していただくことをおすすめしています。
当院での定期健診の費用・内容
[基本費用-保険診療自己負担分]
2,000円(税抜)~
当院の行う定期健診では、歯垢・歯石の除去以外に総合的なケア・メンテナンスを行います。
基本費用のみで下記6項目の検査・処置を行います。
- 歯牙の状態 虫歯の有無
- 治療後の歯の状態
- かみ合わせ状態
- 金属冠や義歯等の適合性
- 歯肉の状態
- 歯垢・歯石の除去
[オプション費用-自費診療]
歯面清掃 3,000円(税抜)
歯面清掃とは:歯科医師・歯科衛生士などのプロによる専門的な歯磨きです。保険診療によるクリーニングの場合、歯の着色やヤニを除去することはできず、できるのは歯垢や歯石の除去です。
たばこやコーヒーなどによる、着色やヤニを除去するには歯面清掃が必要です。
※着色の程度によってはホワイトニングが必要です。
歯石除去後、歯の表面を磨き、歯垢や汚れが再付着しないよう歯の面を滑らかにすることによってキレイな歯に回復させます。
当院では、基本的には毎回、歯面清掃を行う必要はないと考えておりますが、その後のお口のメンテナンス・ケアがスムーズに行うことが可能になるため、初めて定期健診を受けられる方にはお勧めしております。
初回に、基本項目に合わせて歯面清掃を行っていただく事の相乗効果により、きれいで健康な歯を長期間保つことができます。
定期健診と虫歯治療のかかる費用の比較(保険診療自己負担分の場合)
- 中度の虫歯の治療の場合:
総負担額:2,000~10,000円(税抜) - 一般的な歯科医院での定期健診の場合:
1回につき:3,000円(税抜)~ - 当院での定期健診の場合:
1回につき:2,000円(税抜)~
違和感や軽い痛み・歯の表面が黒くなるなどの症状を自覚し、虫歯治療を意識し始めるのが中度の虫歯です。
中度の虫歯でも、稀に詰め物を被せてすぐに治療が終わるケースもありますが、多くの場合は数回に分けて治療することになるため総費用には幅があります。
また、長期間にわたる治療は費用面に加え、時間的な負担も増え、治療に痛みを伴うなどの身体的な負担もあることから、中には途中で治療を断念してしまう患者さまもいらっしゃいます。
治療費と当院の定期健診の費用を比較すると1回あたりの費用にほとんど差がないことがわかります。
そのため定期健診を適切な頻度で行うことにより、ほとんどの場合、虫歯治療を行うケースよりも金銭面でも時間面でも負担を抑えることができます。
定期的な検査を行うことで、虫歯の早期発見・早期治療ができます。
お口の中を健康に保ち、きちんとした食事をとり、しっかりと咀嚼することで身体を健康に保ちましょう。
その他、虫歯以外のお口のトラブル・お悩みがございましたら、まずは当院にご相談ください。